【アドラー心理学】読みやすい本のまとめ【8冊厳選】
「嫌われる勇気」がよく分からなかった。
「嫌われる勇気は読んだけど、イマイチよく分からなかった。アドラー心理学についてもっと知りたいから、読みやすくて理解しやすいアドラー心理学の本を教えてほしいなぁ...」
そんな方のために、
読みやすいアドラー心理学の本をまとめました。
アドラー心理学は非常に難しいです。
なんせ100年以上前に提唱されていながら、なかなか世の中に理解されなかった心理学ですから。
アルフレッド・アドラーの周りの賢い心理学者ですら理解しかねた学問なわけですから、一発で理解するなど到底不可能です。
しかし逆に言えば、理解を深めると人生の武器となります。
そんなアドラー心理学の読みやすい本たちを紹介していきます。
個人的なおすすめはマンガです。
アドラー心理学の読みやすい本【マンガで読む】
アドラーと言えば「嫌われる勇気」が有名ですが、
理解という点ではマンガの方が分かりやすいです。
僕は「嫌われる勇気」でアドラー心理学を知り、その後にマンガで理解を深めていきました。
でも過去に戻れるなら「嫌われる勇気」よりも「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」から先に読みます。
マンガの方が確実に分かりやすいのでね。
マンガでやさしくわかるアドラー心理学
女性が主人公のマンガです。
人気洋菓子チェーンに勤務する28歳の女性が、幽霊のアドラーに助言されながら学んでいくタイプのマンガです。
個人的にですが、アドラー心理学について詳しく知りたいのであればこの本が最適かなと。
「嫌われる勇気」がよく分からなかった。という人がたくさん読んでいる本です。
この本がそうですが、ストーリーになっている本のほうが読みやすいですね。それに加えてマンガなのでスラスラ読めます。
まんがで身につく アドラー 明日を変える心理学
カフェのマスターが悩みを解決してくれる系の本です。
男女7名が、それぞれの悩みである、仕事、夫婦関係、老後への不安、人間関係などをカフェのマスターが解決していくという形です。
「仕事で先輩とうまくいかない」
「パートナーとの関係が最悪で、離婚したい」
「人の評価が気になってしかたがない」
などの悩みに対してどう対処していくのか解説している本です。
この本の出版社さんは、「7つの習慣」や「孫子の兵法」など、たくさんの自己啓発本をマンガにしている出版社さんなので同じ系列を読んだことがある人からすれば非常に読みやすいはずです。
マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編
「漫画で分かる心療内科シリーズ」の一つです。
ネタ要素の多いマンガですが、アドラーに関する要素はしっかりと盛り込まれています。
個人的にはこの本のギャグセンスはまあまあ好きです(笑)
面白さでサクサク読むことができるので、「重いのはヤダ(´・д・`)」という人にはおすすめ。
まんが! 100分de名著 アドラーの教え 『人生の意味の心理学』を読む
NHKの人気番組「100分de名著」のコミック版です。
NHKで放送された内容をマンガとストーリーにして解説しています。
分かりやすい本の内容と、絵もきれいなので頭に入りやすいかと思います。
次は、文章です。
アドラー心理学の読みやすい本【文章で読む】
次に、文章で書かれている読みやすいアドラーの本を紹介します。
絵の要素が少ないためマンガより理解しにくいですが、その分、実践しやすい本を集めました。
「具体例を多く挙げている本」や、「より実践的な本」になります。
「嫌われる勇気」を読んだ人は、よく「アドラー心理学は実践が難しい」と主張する人が多いです。しかし、ここで紹介する本は実践に重きを置いたのでアドラー心理学をより身近で実践するための重要な手助けをしてくれるはずです。
ケース別でよくわかる! アドラー心理学に学ぶ「勇気づけ」実践ガイド
アドラー心理学を実践で生かすための本です。
「勇気づけ」はアドラー心理学において重要な概念ですが、「子供をほめるのではなく勇気づける?どういう事?」と勇気づけがイメージしにくい人も多いです。そんな人が読むとアドラーについてより理解できると思います。
この本は、学級づくりについて例を挙げて「勇気づけ」について具体的に解説しているので「子育てをしている方」や「学校の先生」ならばイメージしやすいかも。
アドラー流 人をHappyにする話し方
アドラー心理学の実践方法を超具体的に書いている本です。
この本はあまりにも具体的に書かれているので、賛否が分かれやすい本です。
なぜ賛否が分かれるかというと、アドラー心理学はそもそも考え方の概念的な要素が強いので、例えに置き換えると「当たり前じゃね?」と思ってしまうことが多いからです。
しかし、当たり前にこそアドラーを活かすすべが詰まっているので、もし読むならば、「ここにはアドラーのどんな要素があるんだ?」と考えながら読む必要がある。という事です。
アドラー流 たった1分で伝わる言い方
アドラー心理学の「言葉がけ」「伝わる言い方」に特化した一冊です。
5.5万部突破のロングセラーなので、結構人気はあるみたいですね。
人見知りな人や、会話が苦手な人がアドラー心理学を活かして自分を変えたいと思っている人にお勧めです。
好きじゃない人と話さないといけない時や、気持ちを上手く伝えられない時、言いづらいことをはなさいといけない時などにどう伝えるといいのかをアドラー心理学をもとに解説しています。
人見知りな人や、会話が苦手な人がアドラー心理学を活かして自分を変えたいと思っている人にお勧めです。
アドラーに学ぶ部下育成の心理学
その名の通り、部下の育成に特化した一冊です。
「自分から働いてくれる部下がほしい。」「嫌われる勇気を仕事に生かしたい!」という方におすすめです。
部下の育成に心を砕くマネジャーは日本にたくさんいます。しかし、「ほめて育てる」「叱って育てる」「教えて育てる」といった“常識"がいかに的外れか。をアドラー心理学の視点から指摘したうえで、本当に効く部下の育成術が書かれています。
アドラーの本の共通点【重要】
僕がこれらの本を読んだ上で、どの本においても明らかな共通点があるな。と思ったので最後にそれを書きます。
その共通点とは、行動が大切という事です。
「アドラー心理学の本読んだー。あーよかったよかった。」これだけでは現状は変わりません。
アドラーを実生活で活かす
本で学んだアドラー心理学の知識を職場だったり、家族との人間関係の間で生かすことによってアドラー心理学は初めて効果を発揮します。
アドラー心理学について知る本は多数存在します。
でもそれを実行する人間はあなたしかいません。
変化にはいつも恐怖が付きものですから、それを実行するのは非常に勇気の要る行為かもしれません。
それでも、ちょっとづつでも良いので自分の周りで活かしていくことが大切です。
悩みのほとんどは人間関係からきている
という事実は大切ですが、
喜びのほとんども人間関係からくるものである
という事実も大切です。
「仕事で失敗しませんでした。働かなかったからです。」
「人間関係で失敗しませんでした。人の輪に入らなかったからです。」
彼の人生は完全で、そして最悪だった。
- アルフレッド・アドラー -
( 精神科医、心理学者、社会理論家 )