【アドラー心理学】読みやすい本のまとめ【8冊厳選】
「嫌われる勇気」がよく分からなかった。
「嫌われる勇気は読んだけど、イマイチよく分からなかった。アドラー心理学についてもっと知りたいから、読みやすくて理解しやすいアドラー心理学の本を教えてほしいなぁ...」
そんな方のために、
読みやすいアドラー心理学の本をまとめました。
アドラー心理学は非常に難しいです。
なんせ100年以上前に提唱されていながら、なかなか世の中に理解されなかった心理学ですから。
アルフレッド・アドラーの周りの賢い心理学者ですら理解しかねた学問なわけですから、一発で理解するなど到底不可能です。
しかし逆に言えば、理解を深めると人生の武器となります。
そんなアドラー心理学の読みやすい本たちを紹介していきます。
個人的なおすすめはマンガです。
アドラー心理学の読みやすい本【マンガで読む】
アドラーと言えば「嫌われる勇気」が有名ですが、
理解という点ではマンガの方が分かりやすいです。
僕は「嫌われる勇気」でアドラー心理学を知り、その後にマンガで理解を深めていきました。
でも過去に戻れるなら「嫌われる勇気」よりも「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」から先に読みます。
マンガの方が確実に分かりやすいのでね。
マンガでやさしくわかるアドラー心理学
女性が主人公のマンガです。
人気洋菓子チェーンに勤務する28歳の女性が、幽霊のアドラーに助言されながら学んでいくタイプのマンガです。
個人的にですが、アドラー心理学について詳しく知りたいのであればこの本が最適かなと。
「嫌われる勇気」がよく分からなかった。という人がたくさん読んでいる本です。
この本がそうですが、ストーリーになっている本のほうが読みやすいですね。それに加えてマンガなのでスラスラ読めます。
まんがで身につく アドラー 明日を変える心理学
カフェのマスターが悩みを解決してくれる系の本です。
男女7名が、それぞれの悩みである、仕事、夫婦関係、老後への不安、人間関係などをカフェのマスターが解決していくという形です。
「仕事で先輩とうまくいかない」
「パートナーとの関係が最悪で、離婚したい」
「人の評価が気になってしかたがない」
などの悩みに対してどう対処していくのか解説している本です。
この本の出版社さんは、「7つの習慣」や「孫子の兵法」など、たくさんの自己啓発本をマンガにしている出版社さんなので同じ系列を読んだことがある人からすれば非常に読みやすいはずです。
マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編
「漫画で分かる心療内科シリーズ」の一つです。
ネタ要素の多いマンガですが、アドラーに関する要素はしっかりと盛り込まれています。
個人的にはこの本のギャグセンスはまあまあ好きです(笑)
面白さでサクサク読むことができるので、「重いのはヤダ(´・д・`)」という人にはおすすめ。
まんが! 100分de名著 アドラーの教え 『人生の意味の心理学』を読む
NHKの人気番組「100分de名著」のコミック版です。
NHKで放送された内容をマンガとストーリーにして解説しています。
分かりやすい本の内容と、絵もきれいなので頭に入りやすいかと思います。
次は、文章です。
アドラー心理学の読みやすい本【文章で読む】
次に、文章で書かれている読みやすいアドラーの本を紹介します。
絵の要素が少ないためマンガより理解しにくいですが、その分、実践しやすい本を集めました。
「具体例を多く挙げている本」や、「より実践的な本」になります。
「嫌われる勇気」を読んだ人は、よく「アドラー心理学は実践が難しい」と主張する人が多いです。しかし、ここで紹介する本は実践に重きを置いたのでアドラー心理学をより身近で実践するための重要な手助けをしてくれるはずです。
ケース別でよくわかる! アドラー心理学に学ぶ「勇気づけ」実践ガイド
アドラー心理学を実践で生かすための本です。
「勇気づけ」はアドラー心理学において重要な概念ですが、「子供をほめるのではなく勇気づける?どういう事?」と勇気づけがイメージしにくい人も多いです。そんな人が読むとアドラーについてより理解できると思います。
この本は、学級づくりについて例を挙げて「勇気づけ」について具体的に解説しているので「子育てをしている方」や「学校の先生」ならばイメージしやすいかも。
アドラー流 人をHappyにする話し方
アドラー心理学の実践方法を超具体的に書いている本です。
この本はあまりにも具体的に書かれているので、賛否が分かれやすい本です。
なぜ賛否が分かれるかというと、アドラー心理学はそもそも考え方の概念的な要素が強いので、例えに置き換えると「当たり前じゃね?」と思ってしまうことが多いからです。
しかし、当たり前にこそアドラーを活かすすべが詰まっているので、もし読むならば、「ここにはアドラーのどんな要素があるんだ?」と考えながら読む必要がある。という事です。
アドラー流 たった1分で伝わる言い方
アドラー心理学の「言葉がけ」「伝わる言い方」に特化した一冊です。
5.5万部突破のロングセラーなので、結構人気はあるみたいですね。
人見知りな人や、会話が苦手な人がアドラー心理学を活かして自分を変えたいと思っている人にお勧めです。
好きじゃない人と話さないといけない時や、気持ちを上手く伝えられない時、言いづらいことをはなさいといけない時などにどう伝えるといいのかをアドラー心理学をもとに解説しています。
人見知りな人や、会話が苦手な人がアドラー心理学を活かして自分を変えたいと思っている人にお勧めです。
アドラーに学ぶ部下育成の心理学
その名の通り、部下の育成に特化した一冊です。
「自分から働いてくれる部下がほしい。」「嫌われる勇気を仕事に生かしたい!」という方におすすめです。
部下の育成に心を砕くマネジャーは日本にたくさんいます。しかし、「ほめて育てる」「叱って育てる」「教えて育てる」といった“常識"がいかに的外れか。をアドラー心理学の視点から指摘したうえで、本当に効く部下の育成術が書かれています。
アドラーの本の共通点【重要】
僕がこれらの本を読んだ上で、どの本においても明らかな共通点があるな。と思ったので最後にそれを書きます。
その共通点とは、行動が大切という事です。
「アドラー心理学の本読んだー。あーよかったよかった。」これだけでは現状は変わりません。
アドラーを実生活で活かす
本で学んだアドラー心理学の知識を職場だったり、家族との人間関係の間で生かすことによってアドラー心理学は初めて効果を発揮します。
アドラー心理学について知る本は多数存在します。
でもそれを実行する人間はあなたしかいません。
変化にはいつも恐怖が付きものですから、それを実行するのは非常に勇気の要る行為かもしれません。
それでも、ちょっとづつでも良いので自分の周りで活かしていくことが大切です。
悩みのほとんどは人間関係からきている
という事実は大切ですが、
喜びのほとんども人間関係からくるものである
という事実も大切です。
「仕事で失敗しませんでした。働かなかったからです。」
「人間関係で失敗しませんでした。人の輪に入らなかったからです。」
彼の人生は完全で、そして最悪だった。
- アルフレッド・アドラー -
( 精神科医、心理学者、社会理論家 )
【コツ】プログラミングの理解はアナログ的であるべき理由
「プログラミングって激ムズやん!」
「プログラミングちょっとだけやっては見たけど、始めたコードとかめっちゃ難しそうやん。プログラマーとか全員天才なんじゃないか?コツって存在するのか?」
そんな方のために、
おすすめのプログラミングのコツを紹介する記事です。
僕は天才でも何でもありませんが、独学でプログラミングを勉強し、最近初めてWEB製作でお金を稼ぐことができました。もう一度言いますが天才でも何でもありません。(ちなみに仕事依頼をとったのはクラウドワークスからです。)
1万円以下の小さな仕事ですが、
自分で稼ぐことができた事はすごく自信になります。( >ω<)ノ
そんなまだやや初心者に足を突っ込んでいる状態の僕ですが、今回の記事は、まだ稼いだことが無い初心者の方に向けて、 ちょっとのコツだけど知っておくとかなり役に立つコーディングの考え方、 コーディングの「コツ」をご紹介します。
デジタルだからこそアナログを意識しよう。
「アナログを意識する?どういう事?」
要するに、プログラミングの文章をそのまま認識して書いていたのでは、効率も良くないし上達も遅くなる。という事です。
プログラミングの文章は、初めのうちは「かっこええ!」と思っていても、実際にプログラムのコードに手を出してみると「コレ、むりげーなんじゃね?」と思えるくらいめんどくさくなってきます。
難しく感じる理由はデジタルのまま扱っているから。
しかしなぜ、難しく感じるのでしょうか?
それは、文字として認識しているから。です。
人間の脳ができてからの歴史を考えると、文字の歴史はゴミのように短い時間です。
人間の脳の歴史から考えても、脳は文字を処理するための脳よりもイメージを処理するための脳のほうが人間は優秀に備わっているという事になります。
読書好きも、、
読書が大好きな人も、実はあれは文字を文字として認識しているのではなく、文字から想像力を働かせてイメージを使って楽しんでいるのです。
「文字をイメージにする力って、文字いっぱい扱うから文系っぽいよね。」
いや、そんなことはありません。
むしろ物理や数学と似た性質がプログラミングにはあります。
物理や数学と同じ。プログラミングはイメージが9割。
プログラミングはけっこう数学や物理と似ています。
どんなところが似ているかというと、
・解けないものが解けるようになる快感
・イメージを利用すると楽になる
この2つは非常に近いものがあります。
そもそもコンピュータというのは計算機なわけですから、理系っぽいのは当たり前ですね。
数学や物理は自然哲学
数学や物理は昔の天才たちが、
「あれ?なんでリンゴが落ちるんや?」とか「地球ってほんまは丸いんじゃね?」とか自然世界に対する疑問から生まれた学問です。
同じくプログラミングも
「コレ全部自動で出来たら楽じゃね?」とか「コンピュータ使って楽したいなぁ。。」とか考えて進化してきたものです。
だから、何かしらの法則は絶対に存在します。
その法則、一貫したルールを見つけてイメージできるようになることが上達のコツと言えるわけです。
虫、鳥、魚
そのルールは、言語ごとやコードごとに違うので「これだ!」とは言えませんが、ルールを見つけるコツの一つに虫、鳥、魚の目を意識する。というものがあります。
虫の目は、「小さいレベルでの法則」
鳥の目は、「大きなレベルでの法則」
魚の目は、「要素と要素の間での法則」
いい感じの言葉を使うと「次元を意識する」とすごく楽になります。
どうしても、やる気ゼロになったら。
どうしても、やる気がゼロになったらプログラミングをしていて「楽しい」と思ったことをやりましょう。
コツを説明した後に「なんてこと言うんだ」と思われるかもしれませんが、やる気はなくなる可能性が高いです。おそらくプログラミングを経験した人は大体「プログラミングだる!」と思った経験を持っています。
それは、プログラミングが難しいことを表している証拠ですが、言い換えると「難しい」と思う瞬間は「成長している」という事です。
簡単なことばっかやっても成長しませんからね。( ;∀;)
プログラミングの何が好きなのか?
そのためにもプログラミングの何が好きなのかを知っておく必要があります。
あなたはプログラミングの何が好きなのか。
コードが上手く動いた時が好きなのか。WEB系の言語が好きなのか。新しいことを覚えた瞬間が嬉しいから好きなのか。何でもいいのであなただけの好きなことをもう一度行うことによってちょっとだけ自信を取り戻すことができます。
まとめ:アナログの良いところを活かそう。
デジタルであるプログラミングに対してアナログ的なアプローチをすることによって学習を効率的に行うことができます。
「このご時世に、アナログて,,,( ´∀` )」とバカにしている場合ではありません。
あなたの脳みそもアナログ的理解のほうが楽に行うことができるのです。
虫、鳥、魚の目を意識してみるだけでもちょっとは楽になると思うので試してみてください。
ほとんどすべての人間はもうこれ以上アイディアを考えるのは
不可能だというところまで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。
いよいよこれからだというのに。
byトーマス・エジソン
【守破離】スピード上達するスキルアップ方法【プログラミングにも使える】
「早くスキルを上達させたい」
「どうすればスキルアップが早くなるんだろう?英語やプログラミングなど上達させたいスキルはあるけれど、自分はスキルアップが遅い。。もっと早く上達したいなぁ...」
そんな方におすすめの記事です。
変化の多いこのご時世ですから、
「何か安心したスキルを持ちたい」という人は多いです。
今回はそんな方のために、スピード感を持ってスキルをアップさせていくには
どんなことを意識するべきかを解説していきます。
英語だろうがプログラミングだろうが書道だろうがカバディだろうが、すべてのスキルに共通する上達するコツというものがあります。
たまにいませんか?
スポーツもできて勉強もできて何か国語もしゃべれる、スーパーマンみたいな人。
そんな人が実践している、タスクとマインドの2つの観点から解説していきます。
「守破離の繰り返し」を意識する
まずはタスクからです。
守破離とは、日本の武道や茶道などでの学びの姿勢を示す言葉です。
守...師についてその流儀を習い、その流儀を守って励むこと。
破...師の流儀を極めた後に他流を研究すること。
離...事故の研究を集大成し、独自の境地を拓いて一流を編み出すこと。
「何やら大層な事っぽいなあ」と思ったかもしれませんが、要は、
守...初級
破...中級
離...上級
みたいなもんです。
なぜこの守破離を意識するかというと、守の段階にもかかわらず、離を目指す人が非常に多いからです。
サッカーでいうとメッシにあこがれて、ボールも蹴ったことがない人が急にメッシと同じドリブルの練習をしだすようなものです。(サッカー中継ではカメラを追うのでボールの扱いだけが上手ければ良いと思っている人もいるかもしれませんが、実はボールを持っていない人の動きが非常に重要になります。)
サッカーの基本も知らないままドリブルの練習だけをしても試合で活躍するどころか試合にも出してもらえるようにはなりません。
それと同じで、まずはその世界の師である人のいう事を聞きながらきほんをかためることが重要なわけです。
小さい守破離
この守破離は、小さく当てはめることもできます。
守...守破離
破...守破離
離...守破離
こんな感じ。
つまり、自分がいま習っている分野はどのくらい習熟したかという意識です。
「意識ってw 意識しただけで上手くはならんだろ」という人もいるでしょうが、その人は客観的に自分を見ることの重要性が全く分かっていません。
自分を客観的にみられる人が、スキルを素早く身に着けることができるのです。
憧れを捨てる。
あこがれているのなら憧れを捨ててみる。
あこがれから入るのも良いとは思いますが、スキルアップ中はまた別の話。
ラスボスをボコボコにする勇者にあこがれる事自体はいいのです。
でもだからと言って、初めからラスボスに向かうようでは、真っ裸でラスボスに向かっていくようなものです。
レベルを上げて武器をそろえるためにも、面白くない薬草を積みに行ったり、素材狩りのクエストもこつこつする必要があるということです。
学習時間以外でも考える
学習時間は誰でも学習してるないようについて考えます。
英語の勉強してるんなら、文法だったり単語だったりの勉強方法を考えるものですからね。
でも、それは誰でもやってるのでそこでは差はつきません。
僕の友達に京都大学に行ったやつがいますが、そいつは帰り道とかに今日やった勉強のことを考えているそうです。
できる人は、学習時間以外に妄想している。
できる人がなぜ学習時間以外に考えるのでしょうか?
その秘密は脳にあります。
脳の海馬は短期記憶を保管する貯蔵庫ですが、この貯蔵庫に置いている時に引き出される回数が多ければ多いほど長期記憶へと定着しやすくなります。
例えば、なんでかわいい子の名前はすぐに覚えられるのかも説明がつきます。
かわいい子と会った後に「あ~かわいかったなぁ~」と何度も何度も思い出しますよね。(皆さんはやらないかもしれませんが、僕はします。するなと言われてもします。)
で...結果的にかわいい子の名前はすぐに覚えてしまうというわけです。
だから、勉強内容もいやらしいくらいに色々なところで思い出しましょう。
そうすれば思い出しやすくなるはずです。
次はマインドの部分です。
リラックス、、、
日本人にありがちな、
「気合いだ!気合い!」とか「がんばろう!」みたいな雰囲気。
あれは学習時にはやめた方が良いです。
「気合いだ!」といくら叫んでも、
勝てないときは勝てないですし
分からないものは分かりません。
気合い論をすべて否定したいのではなく、気合いで出来る事がある一方で来ない事もあるんだよ。という事を改めて確認してほしいわけです。
脳科学的に効率が上がる
なぜ気合い論に対して冷たく当たるかというと脳科学的な根拠があります。
脳には偏桃体という部分があります。
(赤いところ)↓
脳の説明。(嫌いな人は読み飛ばしてね(^^)/)
ちなみに海馬は記憶を一時的に保管する短期記憶の保管場所です。
偏桃体の反応が海馬に作用しますが、この時に嫌いと思いながら勉強すると、海馬の活動が抑えられるので効率の悪い学習になります。
まあ...何やかんやで、まとめると、
「嫌いな勉強はムリゲー。」ってことですね。
だからまずはリラックスするして臨むことが重要です。
リラックスするためには?
リラックスのためには姿勢と呼吸が重要です。姿勢は胸を張って、そして呼吸は深く大きくすることから始めてみてください。
楽しくなるから笑顔になるだけでなく、
笑顔だから楽しくなることもあるように、
好きだからリラックスするだけでなく、
リラックスするから好きになる。
という事も十分にあり得る話なわけです。
工夫とは何か。
続けるための工夫はみんなやりたがります。
「続けることさえできたらなぁ」みたいに思っている人はめっちゃ多いです。
本屋を見てください。そんな本ばっかりですから。
でも個人で気にはそれだけでは物足りない気がします。
工夫とは、
続けるための工夫だけではなく、
好きになる工夫も必要だと思います。
続ける事が好きにつながる事であり
好きになる事が続ける事につながるからですね。
まとめ:守破離を意識しよう。
まずは、守破離を意識してみましょう。
客観的に判断できるようになるのでお勧めです。
初心者にありがちなのが、初めから難しいことに手を出そうとしてすぐに挫折することです。でもそんな簡単に結果なんて出るわけがありません。
堅実なことから、つまり「守」からしっかりと固めていきましょう。
勝負において
奇をてらうような手に良い手はない。
良い手というのは本当は地味な手である。
by大山康晴(プロ棋士)
忘れないためのおすすめの読書方法【カギは脳にある】
「本の内容の記憶方法が知りたい。」
「本を実践で生かすための方法は?」
「どうすれば本の内容を忘れないようにできる?」
そんな方におすすめの記事です。
読書をする人の中で多い悩みが
「すぐに本の内容を忘れてしまう。」という事。
生物学と人類史の観点から考えると、ホモ・サピエンスの歴史の中では 、文字は最近作られた物なので絵や音などの情報よりも記憶に残りにくいのです。
だから本の内容が頭に残りにくいのは、当たり前といえば当たり前。
しかしその難しい問題も、脳科学の力を借りれば
解決に近づけ、飛躍的に記憶する確率を高めることができます。
ポイントは
・忘れてから思い出すという事。
・脳に「記憶したい」と思わせる事。
この2つです。
忘れてから思い出すほうが良い。
学校で言われませんでした?
「忘れないうちに復習しましょう。」
あれ、科学的には嘘です。( ´∀` )
実は記憶の科学的実験では、
忘れる前よりも、忘れてから思い出した方が結果的に記憶に定着しやすい。という事が判明しています。
その理由は色々ありますが、
ざっくり言えば脳の特徴です。
思い出せずに「あーなんだっけ。」という感情になった後に、
「あ、これこれ!」と思い出したものって結構ありませんか?
そうやって脳も記憶を思い出させる練習をする必要があるみたいです。
人の直感では、忘れる前に復習したほうが定着した気分になったり、安心感を感じるので復讐はすぐにしてしまいがちですが、科学的には忘れてからのほうが定着率が高いという事はびっくりしますね。
忘れてもいい。という安心感。
個人的にはその効率的な「忘れてから復習する」という方法には、もう一つ効果があると思います。
それは「忘れてもいいんだ」という安心感です。
「自分は忘れっぽいからだめだ」とか
「自分は何をやっても人より覚えられない。」とか
そういった劣等感によって記憶そのものを嫌ってしまっては、効率的な方法以前に記憶が難しくなってしまいます。
情報は複合させて利用する事によってこそ力を発揮するものなので、結局は継続が大事になります。
だから、継続させるためにも「忘れても大丈夫」という安心感の元、記憶に臨むことが重要になります。
忘れないように覚えておくためにも、
忘れてから思い出す。という事は、
「忘れても良いんやなぁ。」という安心感をもらえます。
脳が記憶したがる基準は「2つ」しかない
次は脳科学の観点からです。
脳が本能的に記憶したい!と思えば、
記憶が確実に楽になります。
脳が記憶したがる基準は、
・なんども利用される情報
・心が動いた出来事
なんども利用される情報は海馬に秘密があります。
海馬は大量な情報を一時的に置いておく仮の保存庫みたいなものです。その中の情報から重要な情報を短期記憶から長期記憶へと移すことによって脳が重要だと思った情報が長期記憶へと変わっていくというわけですね。
コツは、覚えてから1週間に3回アウトプットです。
アウトプットをすることで海馬が「これは重要だ」という風に判断して記憶しやすくなります。
そして3回という値は、別に3回でなくてもいいのですが(´・ω・`;)できれば回数をこなすという事が協調をしたかったのです。
忘れたころに思い出す。という事が習慣になればベストですね。
心を動かす。
次に心を動かすという事です。
嬉しかったことや悲しかったことは記憶に残りやすいですよね。
それは
覚えていることが嬉しかった。のではなく
嬉しかったから覚えている。のです。
とはいえ、何でもかんでも感情が動くわけではありません。
とんでもなくめんどくさい方程式や、呪文のような英単語に対して感情を動かすのは難しいですよね。
そんな時は、5感を使うことを意識することがおすすめです。
5感をつかって、「この英単語を使っている人はどんな声でしゃべるだろうか?」
「この数式を使っている機械はどんな触り心地なのだろうか?」
こんな感じで勝手に想像を膨らますことによって、
5感につなげていく事がコツです。
まとめ
忘れたころに思い出そう。
繰り返し、5感、を使って覚えよう。
おすすめは5感を動かすことです。
ありえないだろ!みたいな妄想を膨らますことによって 記憶が楽しくなることが多いので「読書とか勉強とかつまらんなぁ」と思うときこそ試してみてください。
忘れたっていいんです。
それが絶好の記憶チャンスですから。
コツコツいきましょう。
英雄は自分のできることをした人である。
ところが凡人はできることをしないで、
できもしないことを望んでいる。
by ロマン・ロラン(フランスの作家)
情報と知識はどう違うのか?【情報社会を生き抜く知識】
「情報社会だけど新聞がいいの?本が良いの?」
「ヤフーニュース読んでれば本は読まんで良いでしょ?」
そんな方におすすめの記事です。
情報と知識はどう違うのか?
情報と知識はどう違うのか?
正直かぶってんじゃね?と思うところが多い2つですが、違いもあります。
むしろそこに注目しながら情報収集することによって理解をより深めることができます。
2つの違いは、、、
情報は単体では価値がない。
知識は単体でも価値がある。
情報は「...で?」って言いたくなるものが多い。
知識は「おお!」って言いたくなるものが多い。
情報は新聞のイメージ。
知識は本のイメージ。
みたいな感じです。
情報=新聞に書いてあるような、
そのものには何も価値がないように思えるものがたくさんあるイメージです。
たとえば、「日本は少子高齢化が進んでいます。」のような記事を読んでもそれ自体には価値がありません。
しかし「日本は少子高齢化が進んでいる。だから年金が将来もらえなくなる可能性が高い。よって自分で蓄えられるようになっておく必要がある。」こんな感じだとちょっとは役に立ちそうですよね。
この「自分で蓄えを作っておく必要がある。」のような部分を知識と呼びます。 知識は少なくても役に立ちやすい。 知識はたくさんの情報の中からえられたエッセンスのようなものです。
だからそれ自体は少ないので情報よりも少ない知識で大きなメリットがあることがポイントです。
車が何で走るのか知っていますか?
エンジンの仕組みとか、燃焼のポイントとか、歯車が大量にあるあの光景を見ても、自動車に興味のない人にはキモいぐらい複雑な構造をしています。
でもそんな自動車の専門的なことは知らなくても「アクセルを踏めば進む」ということだけ覚えておけば車は進みますよね。
そういう、実際に役に立つものを知識というわけです。
ネット情報はどう利用するべきなのか?
情報と知識の違いが分かったところで、今の情報社会において、ネットはどう利用するべきなのでしょうか?
結論は、「本とともに活用すべき」です。
確かに今の時代は本当にネットで調べれば何でも出てきます。
「ニンジンの栄養」とかで調べるとクリックしないでも勝手に出るようなグーグル先生には脱帽すべきでしょう。
しかし本もまだまだ捨てたものではありません。
体系化されたエッセンスをより効率のいい形で紹介してくれるのが本の良いところなので、まだまだ利用価値は高い状態です。
また、本の出版社もネットが普及したことによってどんどん読みやすい本の出版へと変わっていっています。今の時代は読みにくい昔ながらの本(僕は好きだけど)よりも読みやすい本も出さないと成り立たなくなっているようです。
本は最悪読まなくても、その知識を吸収する姿勢が大事。
本は将来的、100年とか200年とかで考えると、販売されなくなってしまうものなのかもしれません。 電子書籍がどんどん発達することによってなくなるかもしれないからです。
「紙の質感が好きなんだ。」とか 「ページをめくるのが好きなんだ。」とか 言ってる僕みたいな本マニアも少なからずいるかもしれませんが、テクノロジーもなめてはいけません。 ページの質感を残したまま読める電子書籍も近い将来出るという噂がありますから、どうなるかは分からないのです。
ですが、そんな変化が激しい時代だからこそ知識を求める人が生き残っていくのではないでしょうか?
形はもしかすると変わるかもしれませんが、新しいことに向かって知識を吸収しようという姿勢。その姿勢自体は、時代が変わろうと変わらずに重要であり続けると確信できます。
まとめ:「オモロそう!」を生かそう
知識は情報のエッセンスです。
だから効率を考えると知識のほうが効率がいいのです。
しかし、新聞のような情報も重要です。なぜなら知識の背景を知っておくことによってより深い知識へと昇華させることができるからです。
車の改造をすることを考える時に
車のアクセルを踏めば進むことを理解しているだけの人よりも
車の仕組みについて工学系の知識を知っている人のほうが得意そうですよね。
だから、自分が「コレ!」と思ったことに関しては、
人よりも明らかに深い情報にまで手を出すことによって自分だけの付加価値を創造することも可能になります。
面白いと思うことがまずは知識を吸収するコツです。
だからまずは、面白そうだと思う本を読んでみることがおすすめです。
知識と情報は両方とも重要なのでどっちが大事というものではありませんが、まず結果から出したいのであれば、情報のすべてを頭に入れることよりも、知識を意識してみてはいかがでしょうか?
学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。
けれども, その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。
これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。
by太宰治
【コーディングのコツ】WEB製作はイメージが大切。と言う話
「WEB製作で知っておきたいコツとは?」
「プログラミング勉強してるけど、進まない。」
「ちょっとでも楽してコーディングができるようになりたい!」
そんな方におすすめの記事です。
僕は最近初めてWEB製作でお金を稼ぐことができました。
1万円以下の小さな仕事ですが、自分で稼ぐことができたのはすごく自信になります。
そこで今回は、まだ稼いだことが無い初心者の方に向けて、
WEB製作においてイメージすると役に立つだろうコツをご紹介します。
右脳を使おう。(楽しい)
右脳を使うと言うのはどういうことかと言うと、イメージしながらコードを書いていくと言うことです。
そのまんまですね。
例えば、cssを書いていく時にwidthを書くときやheightを書く時にも「高さがこのくらいかなぁ」とかイメージしながら書いていくと作業効率もアップする上に、だんだん楽しくなっていきます。
小説を読むときにも、「文章を読んでいる。」と言う感覚ではなく、「文章に入り込んで物語に入り込む」ようなイメージじゃないと楽しめませんよね。
そんなイメージです。
だからどういう風になるのかな?とか こんな感じかな?とか 予想と結果の往復を楽しめることができたならもっとコーディングが楽しくなるはずです。
人間は5感を使って周りの情報を入手しますが、そのほとんどは視覚です。※ちなみにその次は聴覚が優位に来るらしいです。
考えてみれば、楽しかった思い出でも辛かった思い出でも、そのほとんどが視覚、つまり目で見たことが思い出されますよね。だからコーディングの時も視覚情報を想像しながら楽しむことがおすすめです。
コーディングの流れをつかむべし!
文章の流れをイメージすることも大事です。 ここでは、大きな流れと小さな流れの2つをイメージすると良いでしょう。
まずは大きな流れをイメージしてみて、その次に小さな流れをイメージします。
HTMLだと、大きなフレームを先に書いてしまって、その次に小さな中の情報を書いていくとイメージしやすいです。
カレーライスを作る時を考えてみてください。まずは カレーのルーと、ご飯をそれぞれ別の物と考えて作り始めますよね。玉ねぎとかニンジンを切っている時にもおそらく無意識ですが、それはルーの方の具材であると認識して作っているはずです。
そんな感じで大きな流れと小さな流れを分けた上で書いていくとスッキリしたコードができると思います。
ここでも視覚情報を活かしてイメージして作っていくとラクにコードを書くことができると思います。
HTMLでもCSSでもJavaScriptでも、それぞれのコードに流れがあると思うので、それをつかむよう事を意識してみてください。
まとめ:イメージを武器にしよう!
視覚を有効に活かす。
流れをイメージする。
以上の二つを紹介しましたが、ふたつとも頭の中で簡単にできることなので試してみてください。
間違ったイメージをしてても大丈夫です。逆に 間違ってもいいから「こんな流れかな?」とか「こんな風になるかな?」とか。とりあえずやってみることが大事です。
イメージをふくらましながらコードを書いていくことによって段々といい感じの自分だけのイメージがつかめるようになると思うので、、
【科学的事実】本を読むとストレス解消になる【読書でリラックス】
「読書ってストレス解消になる?」
「読書より音楽の方がストレス解消になるんじゃない?」
「本を読むのは嫌いじゃないけどストレス解消になるのかなぁ?」
こんな疑問を持っている人のための記事です。
結論から言うと、本を読むとストレス解消効果があることは科学的に証明されました。しかもその効果は音楽鑑賞よりもあると言うことも分かっています。
そんなストレス解消効果という意外な効果をもたらす読書を、さらに効果的に活かす方法と共に見ていきましょう。
6分間の読書でストレスが3分の1になる。
イギリスのサセックス大学で読書がストレス解消効果についての研究が行われました。
そこで行われた研究では、読書、音楽、散歩、ゲーム、コーヒーを飲むというもの。この5種類の中で最もストレス解消の効果が大きかったのは、読書だったそうです。
具体的な結果は、
- 読書:68%
- 音楽:61%
- 散歩:42%
- ゲーム:21%
- コーヒー:54%
心拍数などをもとにストレス解消具合を調べていったようですが、読書が最も効果が高いことが分かり、その効果は音楽よりもストレス解消効果が高かったのです。
さらに、静かな場所で読書をすればその効果には即効性が伴い、6分間で効果が表れるのだとか。
つまり、最大で6分でストレスが68%も減少するということが分かります。数字の上の結果ですが、驚異的ですね。
でも、どうしてこんなにストレス対策として効果的なのでしょうか?
読書が不安を抑える科学的根拠
なぜ読書が不安を抑えるかと言うと、それは脳の扁桃体と言う部分に関係があります。
脳科学的には、不安を感じると脳の扁桃体(へんとうたい、略してヘンタイ)と言う部分が興奮するのですが脳科学研究によると、興奮した扁桃体(ストレスを感じている状態)は言語情報を見ると抑制されていくそうです。
言語を使う脳の部位を使うと、ストレスを感じる部位の興奮が収まるのは非常に使えそうな知識ですね。怒りを感じた時に、それを頭の中で文章にするとほんの少し怒りが収まるかもしれません。
リラックス効果が倍増する本の選び方
読書がストレス解消効果をもたらしてくれる科学的根拠は他にもあります。それは、解決方法を知る事はストレス解消になると言うことです。
マウスを使ったおもしろい実験を紹介します。
2種類のゲージを使ったマウスの実験でどちらに入っているマウスにも同じ量だけの電流を流す。
<条件>
ゲージA:ストップレバー有
ゲージB:ストップレバーなし
ゲージAの方のレバーで電気ショックが止められたら、
ゲージBの方の電気ショックも止まる。
条件から考えると「Aが止まる⇒両方が止まる」ので、ゲージの中にいるネズミに与えられる電気ショックの回数や時間は同じです。
にもかかわらず,結果的に「解決方法がある。ゲージA」のネズミの方がストレスを受けにくかったそうです。
つまり、物理的な状況は同じでも解決方法を知っているだけでストレスは減少するのです。
だからもし読書をするときは、もちろん小説でも良いのですが、今解決したい課題のための本を読めば、「活字でリラックス」+「解決方法を知ってリラックス」という2つの効果を得ることができます。
とはいえプレッシャーにはならないように注意
とは言え、読書自体がプレッシャーにならないように注意すべきです。
読書好きの僕もたまに陥るのですが、本を読むのがたまに苦痛になるときがあります。そういう時はだいたい「本を読まないといけない!」と言う意識を持って読書に入ってしまった時です。
だから、もともと活字を読む事が嫌いな人が「ストレスを解消するため」に読書をしても逆にストレスがたまる可能性も。。
そうなってくると本末転倒なので(本だけに)まずは楽しむための本、自分がワクワクする本や、何なら漫画でも良いのでまずは活字に触れることから始めるのも良いと思います。【おすすめ】読書が楽しくなる本の読み方【真剣かつ適当に読む】
リラックスできる読書環境とは?
リラックス効果が高い読書ですが、もちろん環境を整えるとリラックス効果は倍増します。リラックスできる環境は脳が脅威を感じない場所をお勧めします。
脳が脅威を感じない場所は、5感をもとに考えるといいでしょう。
5感に基づいたおすすめのリラックス環境
- 目 ⇒ 落ち着いた色。
- 耳 ⇒ 静か
- 口 ⇒ 適度に潤っている
- 皮膚 ⇒ 温度が心地いい。 ふわふわである。
- におい⇒ 好きなにおい。ミントや柑橘系などがおすすめ。
「今自分は落ち着いた環境にいるのかな?」と確認したくなったら5感を使って確認してみるとチェックしやすいのでお勧めです。
あと、これら全部満たすのは難しいので「あれ?なんか不快だな」と思った時に、何が不快なのか確認するために意識してみると良いでしょう。
ちなみに、僕が好きな読書の場所です。
- お風呂
- 喫茶店
- 部屋の隅
- ベッドの端っこ
- 図書館
まとめ:本でリラックスしよう
- 読書にはストレス解消効果がある。
- - 理由1:扁桃体の興奮を抑えてくれるから。
- - 理由2:解決方法を知るとストレス解消になるから。
- リラックスできる読書環境は5感でつくる。
読書にはストレス解消効果があることは科学的にも証明されている事らしいので、「読んでみようかな」と思った時にはぜひおすすめです。
リラックスできる環境で読書を楽しんでください(*´ω`*)
読書が10倍楽しくなる本の読み方【真剣かつ適当に読む】
「本が...読めねぇ」
「本読みたいけど、集中できない。」
「本ってどうやったら、長い時間読めるの?」
「読書好きな人は、なんでたくさんの本を読めるの?」
そんな悩みを解消します。
僕は今まで、1500冊以上の本を読んできました。お笑い芸人のピース又吉さんは2000冊以上の本を読んでいるらしいので、それと比べればまだまだですが、世間的には結構本を読んでいる系の人間になると思います。
と言うわけで、そんな僕がどうやったら本を楽しく読めるかについて紹介していきたいと思います。
※ちなみに文部科学省の調査によれば、日本人の平均年間読書本数は12冊程らしいです。
本は「真剣かつ適当」に読む。
まず、本に対してどんなイメージを持っていますか?
おそらく結構な方が「まじめそうやなぁ」みたいなイメージではないでしょうか?
漫画やテレビ、ユーチューブからすると、だいぶまじめな印象を持つ人が多いはずです。
真面目度:本 >>> テレビ、漫画、youtube
つまり、活字や本==>まじめでハードルが高いと言うイメージがついてしまっているのです。
続けることが大事
本を読めない人の特徴として、
本に対しての成果を短期的に求める人が多すぎるような気がします。
「本を読んだのだから、自分は何か知識を得るはずだ。」
「本を読んだのだから、得なことが無いといけない。」
こんな感じで、本に対してハードルを上げ過ぎているのです。
本も娯楽である。
正直言うと、本の中にはどうしようもないような本や、
「何言ってんだ?コイツ??」
と言いたくなる本もたくさんあります。(´・ω・`)
だから、肩の力を抜いて、本に対するハードルを下げることで読みやすくする事が本を開くためのコツです。「適当に読んでいいんだ。」という気持ちで読むのがおすすめです。
本は適当に読む方が効率が良い。
とはいえ、「仕事の本を読むときも適当に読むのか?」と反論される方もいると思います。
仕事の本こそ適当に読むべきです。
仕事に大事な要素が書いてある部分だけを知識として頭に入れることができれば、それでいいと思いませんか?
本を読むのが苦手な人は、「全部読もうとする事」が特徴としてあげられます。
しかし、
本の中で本当に重要な部分は2パーセントにも満たないものです。
本の中の少なくとも90パーセント以上は、主張を分かりやすくするためのたとえ話や、体験談、具体的に主張するための細分化された文章などになっています。
もちろん、その90%の文章のおかげで分かりやすくなり、「何言ってんだ?」みたいに思っていた文章も分かりやすく理解できるようになっているわけです。
しかし、分かりきったことを何度も頭に入れる必要あはありません。
分かっていることや、理解した部分は適当に読み飛ばせば良いのです。
そっちの方が効率良いですよ。
(余談)それでも読めない人の最終手段。
適当に読むことの大事さを挙げてきましたが、それでもどうしても活字がニガテだ。と言う人もいると思います。
そんな人は、オーディオブック を使って「耳で本を楽しむ」と言う手段もアリかと思います。
「読む」と言う行為を完全に捨てて、
「聞く」と言う形で本の情報を得られます。
(アプリで入れて、iPhoneでも聞けるので僕は散歩や寝る前に使っています。)
「本の読めない実業家」リチャード・ブランソン
本を読むのは手段であって目的ではない事。これを再確認しておくことも大事です。
オーディオブックで聞いたり、人から話を聞いたりすることで自分に必要な情報を得ればいいのですから。
世界的に有名な実業家の中に、失読症(活字が読めない発達障害)のリチャード・ブランソンと言う人がいます。
見た目は、スター〇ォーズのチュー〇ッカのような雰囲気の人ですが、実力はめちゃくちゃすごい世界的に有名な実業家です。
この実業家が患っていた失読症とは、学習障害の一種で文字の読み書き学習に著しい困難を抱える生涯です。
つまり、「文字が読めない ≠ 成功できない」と言うわけです。
文字を読むのは、情報を得る手段の一つですので、どうしても読めないと言う人は、それに悩まずにそれ以外の自分の特技を見つけましょう。
まとめ:読書は楽しい。
読書を楽しむコツは、やっぱり楽しむことですね。
勉強でもそうですが、楽しんでる奴は何だかんだ続きます。続くと習慣になるので勉強の絶対量が増えるので勉強できるようになります。
だから、何でも楽しむことが第一です。
ヨットで使うウエットスーツはどれが良い?その1(寒さと節約の両立編)
「なるべく安く、温かくしたい。」
「ヨットのためのウエットスーツを買いたい!!」
「全身ウエットスーツが良い?上下別々でも大丈夫?」
という迷えるヨット1年目の方々のためにウエットスーツの買い方をまとめてみた。
ヨット部の大学生は、決してお金に余裕がないけどヨットの寒さは何とかしたい。というジレンマがある。
そこで温かさ優先の時の買い方。安さ優先の時の買い方。ふたつを両立できるようにまとめてみた。
もくじ
寒さを改善したい
極端に言ってしまえば金さえあれば寒さは著しく改善される。ヨット部の艇庫に転がっているカタログの商品を片っ端から買えばよいのだ。
お金を出せば出すだけ寒さからは逃れられると考えて間違いはない。逆に金を出し惜しんで安いものを分厚く着てしまうと動きにくくなる。
また、動きやすく。安く。温かく。この3つを全て満たすことは無理と考えてよい。(強いて言うなら先輩や家族からのおさがりをもらうと満たせるかも。)
温かさを優先しようと思ったなら動きやすさ、安さ、の2つの内どちらかを捨てなければならない。
おススメの買う順番(温かさ優先ver)
優先すべき防寒着の順位(節約ver)
1全身(フル)ウエット
2下半身ウエット
3ウエットソックス
4パドジャケ
5ラッシュガード
真冬の寒さに対応するには、やはり上半身と下半身がつながれているフルウエットが必要だ。
上下別のウエットでも良いが沈したときにすき間から浸水してくる。
とにかく寒いのが大嫌いと言う人はこの順位を優先すべきだろう。
節約したい
先ほども述べたように動きやすさ。安さ。温かさ。この3つは全て同時には満たせない。
よって防寒対策をケチりたい節約したいなら動きやすさ、温かさのどちらかを捨てなくてはならない。
こう言うと「両方とも満たせるくね?」とか言って安いラッシュガード(アンダーシャツみたいなやつ)をウエットの下に大量に着こむやつがいる。
これは確かに防寒対策としては間違ってはいないが動きやすさは間違いなく損われる。
値段が高くて良い素材の防寒着は「安さ」を捨てる代わりに「動きやすさ」と「温かさ」の両方手に入れることができるのだ。
ウエットスーツを少しでも節約したいならまず覚えておきたいのが種類別の優先順位だ。
おススメの買う順番(節約優先ver)
優先すべき防寒着の順位(節約ver)
1下半身ウエット
2上半身ウエット
3ウエットソックス
4パドジャケ
5ラッシュガード
これは一年を通して考えるとフルウエットが無い分真冬に関しては少々寒さがきついかもしれない。
しかし上下別々のウエットスーツのいいところは季節の分かれ目に非常に役に立つところだ。春秋を考えると夏以外の一年中使える。
表とグラフにしてみた
客観的に考えられると思い「温かさ優先」と「節約優先」を
見える化してみた。
※値段は最安値を適当に想定した。
表1 購入優先表(温かさ優先ver)
一番寒い時期でも快適さを保つには最低でも4番目までは購入してほしいところだ。
ヨットメーカー品だとさらに値段は高くなる。
表2 購入優先表(節約優先ver)
こちらも真冬の一番寒い時期だと
最低でも4番までは欲しいところだ。
図1 表1と表2の金額比較
二つの違いはフルウエットを買うか買わないかである。しかしその差はグラフで見ると大きい。
フルウエットの大きな特徴は上下で分かれていないので沈しても水の侵入が少ないことだ。
金銭面が心配な人は沈しなければ今回説明した「節約重視」でも十分に乗り切れる。
↓ ↓ ↓
強風でも沈しないようなヨットの腕を身に着けよう!
まとめ
温かさ優先
・冬 →全身ウエット(+パドジャケ)
・秋、春→下半身ウエット(+パドジャケ)
・真冬の温かさをとるならまず全身
ウエットスーツは欠かせない。
・下半身のウエットスーツではなく
上半身でも良い。
{しかし下半身が温かいほうが
若干寒さを感じにくい。
また、暑くなった時に脱ぎやすい。
(クルーの場合ハーネスをしているので特に)}
節約優先
・冬 →上下それぞれのウエット(+パドジャケ)
・秋、春→下半身ウエット(+パドジャケ)
・金銭面をとるならウエットスーツの上下を
別々に買うという選択肢をおススメする。
・沈して水に落ち、
お腹から水が入ってこない限り
温かさは保てる。
【ヨット】おすすめのウエットスーツ【種類ごとにまとめてみた】
「ウエットスーツどうしよう。」
「ウエットスーツの種類が多くて迷う!」
「ヨットにおすすめのウエットスーツはあるの?」
そんな方のためにウエットスーツの種類についてまとめてみました。
もくじ
ヨットにおすすめの【全身ウエットスーツ】
真冬はフルウエットが必須だと思います。
(フルウエットと言うのは、ここでは上の写真のようなウエットスーツを指します。上下がつながっているウエットスーツ。長袖ズボンと長ズボンが腰のところでつながっている奴です。)
もちろんフルウエットではなく上半身と下半身、別々に買う手もあります。
しかし、水に落ちた場合、上下別々だと沈して水に入った時にすき間から大量に水が入ってきます。(超冷たい)
よって、真冬の装備はフルウエットがおすすめです。
ヨットのウエットスーツの分厚さは何ミリが良い?
ウエットスーツの分厚さはどれ位がいいのでしょうか?
個人的にはこんな感じ↓
7ミリ → 動きづらい
5ミリ → おすすめ
3ミリ → 寒い
胴体は5ミリで腕は3ミリなど動きやすい仕様の物もあるので、できればそれがおすすめです。
ヨットに乗って寒かったら「後から足す」という手段もOK
5ミリを買ったものの、後から「5ミリじゃ寒い!」と思ったら下に足すという手段もあります。王道はウエットスーツの下にインナーを重ね着するという後からの対策法です。
ウエットスーツの下に、はきたい物は、ラッシュガードが一般的です。僕もウエットスーツの下はラッシュガードをはいていました。ちなみに、これの下にパンツを「はく派閥」と「はかない派閥」に分かれるのですが、そこはご自由にどうぞ(´・ω・`)
(ラッシュガード:ポリウレタンやポリエステルできた薄い生地の着衣)
ヨットメーカーじゃなくても全然OK!
ヨットメーカーのウエットは値段が高いので、楽天やアマゾンなどので普通に検索して買うのでも全然構わないと思います。
ただ楽天やアマゾンで購入する時、1つ気を付けたいのは
- ダイビング用 → 全身一律
- サーフィン用 → 可動域を薄めに作ってある
という事が多く、
- ダイビング用 → 疲れやすい
- サーフィン用 → 疲れにくい
という傾向があるので買う時に注意して欲しいです。
ダイビング用だと疲れやすいおそれがあるので...(たぶんダイビングはヨットよりも動きが激しくない。)
ヨットにおすすめの【下半身ウエットスーツ】
下半身ウエットの使用季節は、、
秋の「ちょっと寒くなりだしたかな」という時期と
春の「けっこう温かくなりだしたな。」という時期。
個人的にかなりおススメのアイテムです。
下半身があったかいと暖かさに安定感が生まれるので。
寒さが安定していない春や秋など使用頻度が高いので、値段もフルウエットまで高くないのに多くの季節で使えるお得感もあります。
春と秋には持っておくとマジで便利。
上半身は寒くないの?
上半身にはライフジャケットがあるから春、秋は大丈夫です。
ヨットではライフジャケットを着用すると思いますが、
ライフジャケットが密着するように着ていると多少の保温効果が働いて暖かく感じます。
僕は、1年間を通して【全身(フル)ウエット5ミリ】と【下半身の2ミリウエット】で年中通してやり過ごすことができました。
もう一つ買うウエットをいうなら、寒さの微妙な時期の間のためにロングジョンがあればさらに便利だったかもしれません。
でもお金の面から考えたら【フル】と【下ウエット】があればいつでもやっていけると思います。
とは言え、真冬に【下ウエット】のみで出艇すると低体温症、または死体で着艇することになるので、気を付けましょう。( ;∀;)
ヨットで使いたい【上半身ウエットスーツ】
下半身ウエットやロングジョンとの組み合わせで真冬の装備に使われることが多いです。
フルウエットよりも上半身ウエット+下半身ウエットにすると上下分けれるので かさばり にくく持ち運びの際にやや楽になります。
でも優先順位は低めですね。
ヨットにおすすめの【ウエットソックス】
ウエットソックスはフルウエットの次に買ってほしい防寒対策アイテム。
真冬はこれなしでは絶対に出艇したくないです。
しかし、一番ウエットソックスが必要な真冬に限って艇庫で行方不明になったり、名前が消えて誰かに持ってかれたりします。
(何回も洗うと油性ペンでも名前はすぐ消えます。)
よって、簡単な刺繍をしたり、人と被らないように購入したりなどの工夫も大切です。
足は温かさ取り戻すために重要な場所。
ウエット素材の物であり動きやすそうであれば、わざわざかっこいいメーカー品を買う必要はありません。
(着替えの時くらいしか見えない。)
ロングジョン
ロングジョンの良いところはフルウエットより疲れにくい。ところです。
ロングジョンは上の写真のように肩から腕にかけてのウエット部分がないタイプの物なので、フルウエットよりも楽になります。
そもそもウエットスーツは体に密着するように作られているので、防寒性を得る代わりに結構動きにくくなるのです。
動作がしやすくなると言うのは競技時間が長い(9時間くらいになることもある。)ヨットにおいて重要です。
だから、スキッパーで繊細な動きが必要で沈しない自信がある人は【ロングジョン】+【パドジャケ】と言う組み合わせも良く見られます。
ただ、真冬の時の事を言うと【ロングジョン】+【パドジャケ】では厳しいかもしれません。
ロングジョンを先に買ってしまったという人は上半身ウエットと組み合わせると良いでしょう。
「下半身ウエットじゃ寒そう、でもフルウエットは熱いかも、、、」
そんな日に活躍します。
あと、見た目的に言わせていただくと決してかっこよくはないかもしれません。(パドジャケ着ると隠れる上に寒すぎるので、かっこいいかはみんなあんまり気にしないですけどね。)
こんな感じ ↓ ↓
まとめ
これで一応最低限のコスパと防寒を両立できます。
ヨットの防寒着は寒い時期において確実に必要になる一方、お金も気持ちいいくらいに飛んでいくので、優先順位を確認しながら購入することをお勧めします。
ヨット部の防寒対策まとめ【ヨット部1年生・初心者用】
防寒対策の前にひとつだけ。
カネをめっちゃ持ってる人は
この記事を読む必要は1ミリもありません。
防寒対策とは金さえあれば問題は生じない。
先輩が付けているものを片っ端から
買っていけば済む話なのだ。
しかし、
大学生であればお金をなるべく使わずに防寒対策をしたいだろう。
そこでここでは、どこから優先的に
お金を使っていけばいいのか説明していく。
結論から言うと、
まずウエットスーツを買おう。
ヨット部1年生が寒さを防ぐ最も強力的な存在である
防寒対策の最も有効である道具はウエットスーツであるのだ。
もくじ
ウエットスーツの話の前に
ウエットスーツのことを話す前に、知っておくと便利なことから。
それは熱がどういう風に我々から去っていくかという事。
熱の逃げ方
熱の伝わり方(≒熱の逃げ方)には三種類ある
①、熱伝導(物質の中を通って熱が伝わっていくイメージ)
②、対流熱伝達(液体が循環して熱が伝わるイメージ)
③、放射熱伝達(ここじゃあんま関係ないので無視するイメージ)
この3つである。
ここでは③、は太陽から地球にくる熱とかそんなんなので
明らかに影響が少ない(そしてムズイ)からこの記事では触れない。
となると我々人間は①と②をいかに防ぐかによって寒さ対策をしなくてはならない。
そしてウエットスーツをなぜここまで強くお勧めするかと言うと
①と②を同時に、そして広範囲で防いでくれるという
最強の味方になってくれるからである。
ウエットスーツ 重要性:★★★★★
ヨットメーカーもの(zhik, gill,等々)である必要はない。
もちろんその方がかっこいいしヨット用に作られているので動きやすいが、ネットで売られているサーフィン用の物などでも、ほぼ何も問題無いだろう。
おススメは5ミリ。
3ミリだと寒いし、7ミリだと動きずづらい。
胴体は5ミリで良く動かす腕や足は3ミリになっているものもあるので、そうやって分かれているタイプもおすすめです。
ウエットスーツは様々な種類があるのでどれを買えばいいのか迷う。おまけに高いので、なおさらめっちゃ迷う。どれを買えばいいか分からなくなった人は、【ヨット】おすすめのウエットスーツ【種類ごとにまとめてみた】を参考にどうぞ。
非常に心強いウエットスーツだが結構傷つきやすく、擦り傷やひっかき傷には結構弱い。
上から傷がついても良い物を着ておくのがおすすめ。
ドライスーツ 重要性:★☆☆☆☆
散々主張してきたウエットスーツだがウエットスーツの兄弟分であるドライスーツなるものも存在している。
ウエットスーツは水を吸うがドライスーツはその名の通り一切水に触れないようにするスーツだ。
全身をラッピングして水に触れないようにするイメージで大方合っている。
水に触れないのだから水による対流熱伝達は完全に防げるし、ドライスーツの中に熱伝導性の低い服(熱が逃げにくい服)を着ておけばよいので一見最強そうに見えるがヨットをするにおいては弱点も大きい。
ドライスーツはウエットスーツより寒さ対策となるが、どこかが破けていると使い物にならなくなる。
そして、何より値段が高い。
ヨットは服が傷つきやすいスポーツ。特に初心者となってくればウエットスーツがおすすめと言える。
ウエットソックス 重要性:★★★★☆
ウエットスーツに次ぐ寒さ対策と言って良いだろう。
履いてみると分かるが足の寒さが軽減されると
体が感じる寒さは大きく改善される。
超寒い時には、ウエットスーツとウエットソックスの間を
テープでぐるぐる巻きにして水が入らないようにしている部員もいた。
もちろん格好は悪いがそんなのは気にならないぐらい寒い日はある。
パドジャケ 重要性:★★★★☆
撥水性と防風性があるので水しぶきや風を通しにくくなる
つまり対流熱伝達を防いでくれるアイテムである。
また、パドジャケはちょっとだけドライスーツ的役割も持っていて
腕、腰、首からの水の浸入を防いでくれる。
しかし一年生は沈する機会も多いし繰り返されると水は遠慮なく入ってくる。
しかも年々ゴムの劣化でその密着性も下がってくるので
金銭面に余裕のない人はまずウエットスーツに課金すべきでといえる。
アンダーシャツ 重要性:★★★☆☆
アンダーシャツ
ヨットメーカーの商品カタログ等にはラッシュガードと書かれていることが多い。
これをウエットスーツの下に着るとより空気を蓄えることができるため、保温効果が増す。
真冬にウエットじゃ物足りないな、と言う時に買うのがおすすめ。
ネックウォーマー 重要性:★☆☆☆☆
首元を温かくすると温かく感じやすいので経済的な防寒対策と言えるだろう。
ただ、これには賛否両論がある。
なぜかというと首を寒さから守るのは良い寒さ対策なのと同時に、風を感じる部分を減らすことになるからだ。
ヨットは無論、風に合わせて走るので、風を感じるセンサーの一部である首元は寒さ対策などするなと言う人もいる。
防寒か、風を感じる事か、どちらを選ぶかはお任せします。
個人的には強風の時には着用して、軽風の風を感じたい時に外すのがおススメ。
手の寒さについて
手については「寒い」というより「冷たい」という表現の方が正しい。
そして時には「冷たい」というより「痛い」という表現の方が正しい。
挙句の果てには「痛い」というより
「痛い痛い痛い!…あれ?痛くなくなった。……
……あ‼! やっぱ痛い‼」という表現の方が正しい。
以上のことからも、しっかり装備したい手の防寒だ。ヨットは、手を使っての作業が多いゆえ、手の防寒は難しい。
ちょっとでも重装備にするとロープワークやロープを使ってのトリム(調整の動作)に支障が出てくるのだ。
強いて言うならウエットスーツ素材のグローブは割と有効だがロープワークがやトリムに支障が出る。
一応耐水性のグリップ(軍手)もあるがこれは「超超冷たい」→「超冷たい」くらいにしかならないだろう。
まとめ
まず、ウエットスーツを買おう。
次に、ウエットソックスを買おう。
【ヨット部のメリット・デメリット】ヨット部に入ろうか迷っている人へ
この記事ではヨット部のメリット、デメリットを客観的に語っていきます。
ヨット部の先輩の話ではありません。(内心は自分の部に入ってほしくてたまらない。ヨット部の先輩たちによる「勧誘まじりで聞かされる話」では無い。)
新入生歓迎会では、都合のいいことのみを吹き込まれると思うので、今回は読者がヨット部に入ろうが入りまいがなんの影響もない僕(元ヨット部)が客観的に見たヨット部の様子をお伝えします。
もくじ
ヨット部のメリット
1.ヨット部にはまじめな人が多い
ヨット部はサークルではなく部活として活動している集団がほとんど。
※ちなみに、二つの違いは、
「部活→大学公認」
「サークル→大学非公認」
よって楽しむための活動ではなく本番で結果を出すために活動している。
したがって、部の雰囲気もあまりにもふざけた奴は、なじまないのでチャラいやつはすぐ辞め、比較的まじめな奴が残る。(でも、「憎めない変人」は結構いる。)
2.インカレに出場しやすい
大学生から始めた人でもインカレは普通に目指せる。
そもそも超マイナースポーツなので競技人口が少なければインカレに出場することは、当然メジャースポーツよりは容易になるのだ。
しかし、高校生、あるいは幼稚園くらいからヨットをやっている輩も多数存在しているのも事実。
(ヨットは感覚のスポーツでもあるので、「小さいころからヨットに慣れている人」が一般的には有利)
よって、全国大会でトップの結果を残すのは、大学から始めた人からするとだいぶ難しいだろう。
3.頭を使って楽しめるスポーツ
ヨットは他のスポーツと比べると体を激しく動かすスポーツではない。
(ただし、強風時を除く)その代わり頭を良く使う。
船の走らせ方の判断材料は果てしなく多い。
風の向き、強弱はもちろん、潮の流れ、波の向き大きさ、他の船の位置向き、ヨットのルール、等々、本当に様々な要素を元に船を動かしていく。
小さいころからヨットに乗っていた人にはなかなか勝てないが、頭を使ってそれに対抗していけるのは面白い。そう、頭脳戦である。
それゆえか、インカレでは偏差値の高い大学が勢ぞろいしていたりする。
一つひとつ知識をつけ、それを海上で発揮できた時の喜びは、何物にも代えがたいものがある。
4.少ない動作を極める人に向いている
ヨットはいろんな動作があるが、動作をいかにスムーズに減速することなくできるかが非常に重要だ。
もちろん重要な事は他にもいっぱいあるが、動作という要素だけにしてしまえばやることは少なく、いかにレグ(船を走らせる進路)を引くかを考えたり、他の船との駆け引きを考えたりと体の動きはそう多くはない。
よって、飽き性の人には向いてないかもしれないが、職人気質な一つの事を極めるのが好きと言う人にはおススメのスポーツである。
5.ヨットの部品いじりが楽しい
ヨットは、船の整備も非常に重要。
船の性能だけでレースが決まるかと言われると決してそんなことはなく、一番ボロい船だろうと上手い人は早い。
しかし船は使っていると故障したり傷が入ったりといろんな問題が出てくる。
部品の交換、修理は風がない日や練習終わりに行うが、その時に部品いじりが好きな人はその作業も楽しく行える。
自分で工夫する事で船が使いやすくなるのはヨットの面白さの一つだ。ゆえに、機械部品をいじる人などはおススメ。
6.部員同士の距離が近い
ヨットは他の部活と異なり、一日当たりの練習は朝から始まり、太陽が沈む前に陸に帰ってきて明るいうちに船を片付ける。
そしてミーティングをして太陽が沈んでから解散となる。
よって、他の部員とともに過ごす時間は非常に長いので、必然的に距離感は近くなる。そうすることにより、先輩に過去問をもらいやすくなる。
(大学では単位をとるために過去問が非常に重要。)
7.心身ともに鍛えられる
ヨットがその他の大半のスポーツと大きく異なる点は、自然の力で自然の中で行うスポーツであることだろう。
風がないとヨットはただの浮かんでいる船であり、風が強すぎると頑丈なマストすらもへし折られてしまう。人間がいかに自然に対して小さな存在であるかをヨットを通して実感できる。
危険を承知で行うスポーツであるがゆえに学ぶものは多く、セーラーであるが故の謎の自信、プライドも出てくる。
そして、その自信は社会に出てから役に立つよ。とかなんとか聴くこともしばしば、、、
8、話題のネタになる
バイトの先や高校の友達に「ヨット部入った」というと9割の人に手で船をこぐ動作をしながら「こういうやつでしょ?」と言われる。
(ヨットでは風を使って競うので、船をこぐと反則になる。)
あなたがヨット部に入ったなら「……それボートね」とそのたびに訂正を入れることになるだろう。
それくらいみんなに知られていないがゆえに、雑談のネタになる。
そして雑談にとどまらず、就活の面接での話のネタにもなる。
マイナースポーツで全国大会に行きやすく、しかも面接で印象を残せる格好のスポーツそれがヨットである。
9.慣れてくるとヨットネタが増える
ヨットは覚える知識が多いが、それゆえヨット部にしか通じないネタがいくつも考案される。
例えば、車を運転していて右側から抜かれたら「上突破されたわ〜ww」みたいなカンジのネタ。・・・は? ってなりますよね?
これがヨット部に入ったら理解できるようになる。
ヨット部じゃないと分からないネタが分かるようになる事、これは正直結構楽しい。
言った方も「うまいこと言えた感」が味わえるし、言われた方も「理解できた喜び」が味わえるのでヨット部の特権と言えるだろう。
ヨット部のデメリット
1.冬のヨットはきつい(地獄)
ヨット部に入って最も身体的にきつかったのが冬の海だ。
入部は温かい春であった。先の事を考えられない管理人は「冬?何とかなるでしょ?」くらいにしか思っていなかった。
もしあなたがそう思っているならばそれはは大きな間違いである。
分かりやすく例えると、夏休みの初めに「宿題?何とかなるでしょ?」と言って宿題にいっさい手を付けずに8月31日を迎える学生。
あれと同じ気持ちを味わうことになるかもしれない。否、なる。
もちろん対策はあるが冬の海でのスポーツなので、普通に考えて完全に寒くなくなる訳ではない。というか、寒くない訳がない。
ウエットスーツをきてその上から風や飛沫を防ぐものを着て行うが、寒いものは寒い。
2.普段も結構きつい
普段の練習も意外としんどい。
初めは「毎週海に行ってる」などと友達に自慢できる余裕はある。
しかし、「行っている」と同時に、「行かなくてはならない」のだ。
そう、ヨットは部活であることがほとんどなので、ガチで練習する。
そうすると土日はすべて練習に費やされることになるのである。
練習自体は他の部員と交代で乗るし昼休みもあるのでずっと乗りっぱなしと言うことはない。
しかし、ヨットは日が昇ってすぐ船を組み立てること(艤装)から始まり日が沈むちょっと前に帰ってきて船の分解(解装)がセットになっている。
実際、ヨット他の激しいスポーツと比べると一日当たりの運動量はそうつらいものではない。
しかし長いのだ。
これが毎週になり、連休にもどこにも行けずヨットヨットヨットヨットヨット、、、となると。土日にできるであろう色々なことがうらやましくなってくる。
3.ヨットはお金がかかる
ヨットは金がかかる。これはどこの大学の部活でも間違いないだろう。
ご想像の通り、小さいとはいえ船を持って活動するわけだから他の部活より明らかにお金が必要になるのだ。
そして先輩達もそれを隠したがる。
大学側もヨット部に対して相当援助はしてくれるが、それでも自分たちで負担しなくてはならない部分も大きい。
よって、おそらく他の部活よりも部費は高い。
冷静に考えてみると、遠征には自分達のヨットをもっていくわけだからトラック代、運転手代も結構な金額になる。
(普通免許ではヨットを載せる大型トラックを運転することができない)
遠征費はそれぞれの大学により異なると思われるので、先輩に聞いてみるのが一番良い。が、一応遠征の金額の情報を載せてておく。
- 回数:年に3~6回
(大体3回を下回ることは無く、地方の水域でいい成績になれば全国大会に行くので増える) - 金額:1回あたり2万~5万円
(これは大学の位置や開催地、あと部活に大学がどれくらい援助してくれるのかによって大きく異なるので先輩に聞いてほしい。
また、寒さ対策にも高額な商品を購入することになる。最低でも3万ほど使うことになると想定すると良いだろう。
もしあなたがヨット部に入るのであれば、ウエットスーツウエットソックス、パドリングジャケット等の寒さ対策品は1年目に購入することをおススメする。
なぜなら4年間で使うものなので早いうちに買った方が長い間使えるからである。
ちなみに最低金額を適当に示すと
フルウエットスーツ約1~2万円
ウエットソックス約3000~円
パドリングジャケット約1~2万円
動きやすさや防寒性により高いものを求めると当然さらに値段は高くなる。
4.他のスポーツより危険
何と言っても海の上でのスポーツ。海が簡単に人の命を奪うことは隠しようのない事実である。ただ、ちゃんと安全管理に気を付けていれば、そこまで恐れる心配はない。
1ライフジャケットの着用
2落水したら船から離れない
3万一船から離れても泳がずに救助を待つ
この3つが守れればほぼ安全は守られる。
泳げなくても、それは大きな問題ではない。むしろ泳ぎに自信があるものの方が過信を生み事故につながりやすい。
他にも寒すぎて低体温症になる、手がヨットの道具に挟まれる等がある。
部員が大学生活4年間で仲間の部員1,2人経験するかどうかの割合だが、これらの危険性は確実に存在する。
怪我をすることも少なくはないし、最初はみんなたいてい足にアザができることになる。慣れてくると怪我は格段に少なくはなるが、これらの事から考えるとやはり危険が大きいスポーツであることは間違いない。
5.覚えることが多い
ヨットは専門用語が多い。
船の部品はいちいち名前が付けられていて、ヨーロッパ発祥が故に、ほぼ全部”横ヨコ文字”である。帆の事をセールと呼んだり、滑車の事をブロックと呼んだりするのはまだ納得できる。
が、「”汚いぞうきん”を "ウェース" と呼ぶ」と教えられる。
「ぬの」で良くね?
とはじめは思うが、もし入部したら、1年後には後輩に「ちょ、そのウェースとって!」とためらいなく使うことになる。
1年もすれば大概の事は覚えるが、逆に1年間は知らないカタカナを大量に覚えなければならない。
6.慣れるまでが難しい
覚えることは道具の名前にとどまらない。
大学から始める初心者は、初めてヨットに乗ったら船の中にある大量のロープに驚くことになるだろう。
大学のヨットは大概が470.もしくはスナイプと言う2人乗りの船でこの船はエンジンが付いておらず完全に風だけで走る。
そのためオール(ラダー)や大量のロープ等で自然環境に対応しながら走らせるので難しいのだ。
他のスポーツは、試合を見ていると何となく勝敗の理由が想像できるものもある。しかしヨットはある程度経験者にならないと中々想像することができない。
そこが分かって来れば、非常に面白いスポーツなのだが初めのうちはなかなか難しい。
7.女子が少ない
大学にもよるが、女子部員は決して多くはない。
大学で恋愛を目的としてサークルや部活に入るものにとっては確実に不向きな部活である。
女子は全く入ってこないような部活に比べればマシではあるが女子は少ないことが多い。
どうでもいいが、一日中ヨットで疲れ切ってヘトヘトになった後、ハーバーで船を洗いながら、ふと女子部員を見るといつもより明らかに魅力的に見えることがある。
そう、
厳しい環境の中から生還してくると男はストライクゾーンが大幅に広がるのだ。
このことをヨット部では
ハーバー補正と呼ぶ。
8.練習に飽きてくる
ヨットに限らずすべてのスポーツがそうなのかもしれないが、練習は動作の繰り返しが多い。
練習は単調なものが多いし、一つの事を極めたい、という人は向いているかもしれないが、飽き性の人には向いていないかもしれない。
自分から、先輩にどんどん分からないことを質問して、能動的に練習に参加していくことが非常に大切になってくる。
少しずつ自分を改善しながらヨットを上手く走らせることに喜びを感じられない人にとっては魅力がないかもしれない。
9.土日がほぼ全てつぶれる。(バイトができない)
ヨットの練習は、大まかにいうと
朝 :船の準備、出艇
昼 :着艇、昼飯、ミーティング、出艇
夕方:着艇、船の片づけ、ミーティング
夜 :解散
となる。
盛ってない。マジである。夜以外ほぼ一日中活動する。
夜以外と言っても夜になるとくたくたに疲れて勉強やバイトはなかなかできない。
勉強は部活の無い平日にすればいいのだが、バイトは飲食の場合、だいたい「土日に入れません」というと採用してくれないところが多い。
飲食店は土日がお店が忙しくなるので、その土日に入れないと言う人は正直使いづらいのだ。
よってバイト探しは他の部活より難しくなる。
勉強に関しては理系等の入ってからが難しい学科でもテスト週間は休みにしようみたいになるので何とか大丈夫だが、管理人はバイト探しに少々手こずった。
まとめ
ヨットというスポーツは本当に面白いスポーツである。風、波、潮をよみ船を走らせる。時には厳しい練習も仲間とともに乗り越え、特にレースでトップになった時は本当に爽快だ。
ただ、デメリットとなるのが金と時間だ。
大学の援助があると言え、やはりお金はかかるし時間もかかる。「大学の部活は良い結果をめざしてがっつり頑張りたい」と言う人には最高に良いスポーツだろう。
(注意)
最後にひとつだけ。
客観的に書いたつもりだが、1つだけ注意して欲しい事がある。
学校によっては情報が異なる可能性があるという事。
従って自分の学校の先輩に直接聞いてみる等、適切な情報を手に入れてヨット部に入る人も、入らない人も楽しい大学生活を送っていただきたい。