情報と知識はどう違うのか?【情報社会を生き抜く知識】

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「情報社会だけど新聞がいいの?本が良いの?」
「ヤフーニュース読んでれば本は読まんで良いでしょ?」

そんな方におすすめの記事です。

情報と知識はどう違うのか?

情報と知識はどう違うのか?
正直かぶってんじゃね?と思うところが多い2つですが、違いもあります。

むしろそこに注目しながら情報収集することによって理解をより深めることができます。
2つの違いは、、、

情報は単体では価値がない。
知識は単体でも価値がある。

情報は「...で?」って言いたくなるものが多い。
知識は「おお!」って言いたくなるものが多い。

情報は新聞のイメージ。
知識は本のイメージ。

みたいな感じです。

情報=新聞に書いてあるような、
そのものには何も価値がないように思えるものがたくさんあるイメージです。

たとえば、「日本は少子高齢化が進んでいます。」のような記事を読んでもそれ自体には価値がありません。

しかし「日本は少子高齢化が進んでいる。だから年金が将来もらえなくなる可能性が高い。よって自分で蓄えられるようになっておく必要がある。」こんな感じだとちょっとは役に立ちそうですよね。

この「自分で蓄えを作っておく必要がある。」のような部分を知識と呼びます。 知識は少なくても役に立ちやすい。 知識はたくさんの情報の中からえられたエッセンスのようなものです。

だからそれ自体は少ないので情報よりも少ない知識で大きなメリットがあることがポイントです。

車が何で走るのか知っていますか?
エンジンの仕組みとか、燃焼のポイントとか、歯車が大量にあるあの光景を見ても、自動車に興味のない人にはキモいぐらい複雑な構造をしています。
でもそんな自動車の専門的なことは知らなくても「アクセルを踏めば進む」ということだけ覚えておけば車は進みますよね。

そういう、実際に役に立つものを知識というわけです。

ネット情報はどう利用するべきなのか?

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情報と知識の違いが分かったところで、今の情報社会において、ネットはどう利用するべきなのでしょうか?

結論は、「本とともに活用すべき」です。
確かに今の時代は本当にネットで調べれば何でも出てきます。
「ニンジンの栄養」とかで調べるとクリックしないでも勝手に出るようなグーグル先生には脱帽すべきでしょう。

しかし本もまだまだ捨てたものではありません。
体系化されたエッセンスをより効率のいい形で紹介してくれるのが本の良いところなので、まだまだ利用価値は高い状態です。

また、本の出版社もネットが普及したことによってどんどん読みやすい本の出版へと変わっていっています。今の時代は読みにくい昔ながらの本(僕は好きだけど)よりも読みやすい本も出さないと成り立たなくなっているようです。

本は最悪読まなくても、その知識を吸収する姿勢が大事。
本は将来的、100年とか200年とかで考えると、販売されなくなってしまうものなのかもしれません。 電子書籍がどんどん発達することによってなくなるかもしれないからです。

「紙の質感が好きなんだ。」とか 「ページをめくるのが好きなんだ。」とか 言ってる僕みたいな本マニアも少なからずいるかもしれませんが、テクノロジーもなめてはいけません。 ページの質感を残したまま読める電子書籍も近い将来出るという噂がありますから、どうなるかは分からないのです。

ですが、そんな変化が激しい時代だからこそ知識を求める人が生き残っていくのではないでしょうか?

形はもしかすると変わるかもしれませんが、新しいことに向かって知識を吸収しようという姿勢。その姿勢自体は、時代が変わろうと変わらずに重要であり続けると確信できます。

まとめ:「オモロそう!」を生かそう

知識は情報のエッセンスです。
だから効率を考えると知識のほうが効率がいいのです。

しかし、新聞のような情報も重要です。なぜなら知識の背景を知っておくことによってより深い知識へと昇華させることができるからです。

車の改造をすることを考える時に
車のアクセルを踏めば進むことを理解しているだけの人よりも
車の仕組みについて工学系の知識を知っている人のほうが得意そうですよね。

だから、自分が「コレ!」と思ったことに関しては、
人よりも明らかに深い情報にまで手を出すことによって自分だけの付加価値を創造することも可能
になります。

面白いと思うことがまずは知識を吸収するコツです。
だからまずは、面白そうだと思う本を読んでみることがおすすめです。

知識と情報は両方とも重要なのでどっちが大事というものではありませんが、まず結果から出したいのであれば、情報のすべてを頭に入れることよりも、知識を意識してみてはいかがでしょうか?

学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。
けれども, その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。
これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。
by太宰治