【科学的事実】本を読むとストレス解消になる【読書でリラックス】

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「読書ってストレス解消になる?」
「読書より音楽の方がストレス解消になるんじゃない?」
「本を読むのは嫌いじゃないけどストレス解消になるのかなぁ?」

こんな疑問を持っている人のための記事です。

結論から言うと、本を読むとストレス解消効果があることは科学的に証明されました。しかもその効果は音楽鑑賞よりもあると言うことも分かっています。

そんなストレス解消効果という意外な効果をもたらす読書を、さらに効果的に活かす方法と共に見ていきましょう。

 

6分間の読書でストレスが3分の1になる。

イギリスのサセックス大学で読書がストレス解消効果についての研究が行われました。

そこで行われた研究では、読書、音楽、散歩、ゲーム、コーヒーを飲むというもの。この5種類の中で最もストレス解消の効果が大きかったのは、読書だったそうです。

具体的な結果は、

  • 読書:68%
  • 音楽:61%
  • 散歩:42%
  • ゲーム:21%
  • コーヒー:54%

心拍数などをもとにストレス解消具合を調べていったようですが、読書が最も効果が高いことが分かり、その効果は音楽よりもストレス解消効果が高かったのです。

さらに、静かな場所で読書をすればその効果には即効性が伴い、6分間で効果が表れるのだとか。

つまり、最大で6分でストレスが68%も減少するということが分かります。数字の上の結果ですが、驚異的ですね。

でも、どうしてこんなにストレス対策として効果的なのでしょうか?

読書が不安を抑える科学的根拠

なぜ読書が不安を抑えるかと言うと、それは脳の扁桃体と言う部分に関係があります。

脳科学的には、不安を感じると脳の扁桃体(へんとうたい、略してヘンタイ)と言う部分が興奮するのですが脳科学研究によると、興奮した扁桃体(ストレスを感じている状態)は言語情報を見ると抑制されていくそうです。

言語を使う脳の部位を使うと、ストレスを感じる部位の興奮が収まるのは非常に使えそうな知識ですね。怒りを感じた時に、それを頭の中で文章にするとほんの少し怒りが収まるかもしれません。

リラックス効果が倍増する本の選び方

読書がストレス解消効果をもたらしてくれる科学的根拠は他にもあります。それは、解決方法を知る事はストレス解消になると言うことです。

マウスを使ったおもしろい実験を紹介します。

2種類のゲージを使ったマウスの実験でどちらに入っているマウスにも同じ量だけの電流を流す。

<条件>
ゲージA:ストップレバー有
ゲージB:ストップレバーなし
ゲージAの方のレバーで電気ショックが止められたら、
ゲージBの方の電気ショックも止まる。

条件から考えると「Aが止まる⇒両方が止まる」ので、ゲージの中にいるネズミに与えられる電気ショックの回数や時間は同じです。

にもかかわらず,結果的に「解決方法がある。ゲージA」のネズミの方がストレスを受けにくかったそうです。

つまり、物理的な状況は同じでも解決方法を知っているだけでストレスは減少するのです。

だからもし読書をするときは、もちろん小説でも良いのですが、今解決したい課題のための本を読めば、「活字でリラックス」+「解決方法を知ってリラックス」という2つの効果を得ることができます。

とはいえプレッシャーにはならないように注意

とは言え、読書自体がプレッシャーにならないように注意すべきです。

読書好きの僕もたまに陥るのですが、本を読むのがたまに苦痛になるときがあります。そういう時はだいたい「本を読まないといけない!」と言う意識を持って読書に入ってしまった時です。

だから、もともと活字を読む事が嫌いな人が「ストレスを解消するため」に読書をしても逆にストレスがたまる可能性も。。

そうなってくると本末転倒なので(本だけに)まずは楽しむための本、自分がワクワクする本や、何なら漫画でも良いのでまずは活字に触れることから始めるのも良いと思います。【おすすめ】読書が楽しくなる本の読み方【真剣かつ適当に読む】

リラックスできる読書環境とは?

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リラックス効果が高い読書ですが、もちろん環境を整えるとリラックス効果は倍増します。リラックスできる環境は脳が脅威を感じない場所をお勧めします。

脳が脅威を感じない場所は、5感をもとに考えるといいでしょう。

5感に基づいたおすすめのリラックス環境

  • 目  ⇒ 落ち着いた色。
  • 耳  ⇒ 静か
  • 口  ⇒ 適度に潤っている
  • 皮膚 ⇒ 温度が心地いい。 ふわふわである。
  • におい⇒ 好きなにおい。ミントや柑橘系などがおすすめ。

「今自分は落ち着いた環境にいるのかな?」と確認したくなったら5感を使って確認してみるとチェックしやすいのでお勧めです。

あと、これら全部満たすのは難しいので「あれ?なんか不快だな」と思った時に、何が不快なのか確認するために意識してみると良いでしょう。

ちなみに、僕が好きな読書の場所です。

  • お風呂
  • 喫茶店
  • 部屋の隅
  • ベッドの端っこ
  • 図書館

まとめ:本でリラックスしよう

  • 読書にはストレス解消効果がある。
  • - 理由1:扁桃体の興奮を抑えてくれるから。
  • - 理由2:解決方法を知るとストレス解消になるから。
  • リラックスできる読書環境は5感でつくる。

読書にはストレス解消効果があることは科学的にも証明されている事らしいので、「読んでみようかな」と思った時にはぜひおすすめです。

リラックスできる環境で読書を楽しんでください(*´ω`*)